独学ピアノ】ブルグミュラー:25の練習曲Op.100-16 「あまいなげき」


独学でもピアノを弾きたい!おうちでの練習のやり方がわからない!
という人のための、ピアニストから見た楽曲解説&練習方法


 概要

 

ト短調で悲壮的な旋律の楽曲です。テクニックとしては5-3、1-3などの隣接してない指、5-4、3-4の動かしにくい隣接した指をレガートを持って丁寧に動かすことを目標としています。ただ音符をなぞっていくだけでなく、音楽がどのような表情をもつべきなのか想像しながら練習しましょう。

 対象レベル

 

  • 指番号を理解し、両手それぞれ5本の指を使ってレガートで弾くことができる
  • 親指のくぐらせ、飛び越えなど簡単なポジション移動を行うことができる。
  • 調号と臨時記号について正しく理解をしている

 

 参考演奏動画

 

 

 練習のポイント

 

1〜8小節目

 

嘆き声のような左右の16分音符のフレーズは、規則正しい音価を持って弾く必要がありますので指のコントロールに注意しましょう。きれいなフレージングにするために強弱法を必ず用います。

主旋律(1〜4小節右手)の2分音符と8分音符のタイは、タッチが弱々しければ音が減衰し左手の対旋律に負けてしまうため、保持する音は重さをもって打鍵すれば通る響きの音で発音できます。

 

 

13〜14小節目

 

曲中最も盛り上がる箇所になります。フォルテとなっても、左手のコントロールは失わないようにしましょう。ポジション移動を繰り返す際、黒鍵が多く出てきますので、手の形に則した指の配置、指番号を守るようにすれば事故が起きにくくなります。

右手の旋律はレガートを続ける必要があります。左手につられてフレーズが途切れないよう、慣れるまでは左右別々の練習を重ねると良いでしょう。

 

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Pianist塩川 正和 / Masakazu Shiokawa
ピアニスト。パリ・エコールノルマル音楽院卒業。

現在は東京を中心に演奏、後進の育成、講演やコンクール審査等の活動を行っています。
演奏会情報のほか、ブログを執筆しています。

コミュニティサイト「OnlinePianoSalon」運営中。
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